2年程前に突然リカちゃん人形の洋服作りに目覚めました。

それまで裁縫経験はほぼゼロで最後にミシンを使ったのは中学校の家庭科だったと思います。

そんな私が今さらながらリカちゃん人形の可愛さに気付き購入し、洋服を作りたいと思うようになりました。

このわずか2年間で初めてミシンを購入し、気に入らず買い換え3台目にして職業用ミシンを購入しました。

職業用ミシンを使用して思うのは、「最初からこのミシンに出会いたかったな」と言うことです。

職業用ミシンは個人でハンドメイドを販売する人が使うプロのミシンというイメージがあったんですが、今では趣味でも継続していると遅かれ早かれ行き着く先が職業用ミシンだなと思っています。

趣味でも継続していると、「もっとミシンのパワーが欲しい」「もっと綺麗な縫い目にしたい」という欲が出てきます。

それを唯一叶えられるのが、家庭科ミシンの最上級である職業用ミシンです。

職業用ミシンより上の性能を望むならもう工業用ミシンしかありません。

なので職業用ミシンがあれば、私の様に満足出来ずに家庭用ミシンを何度も買い換えるという無駄が無くなります。

そして職業用ミシンを使用してさらに思うのは、ドール服初心者こそ職業用ミシンがおすすめだなと言うことです。

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ドール服作りに職業用ミシンがおすすめの理由

①ゆっくり縫える

職業用ミシンと言うとスピードが早いというイメージですが、それは最高速度の話です。
職業用ミシンでもスピードコントロールが付いているタイプは低速にするととてもゆっくり縫う事が出来ます。
特に私が使っているジャノメの職業用ミシン780dbは一針縫いも出来て細かなドール服作りに重宝します。
今まで購入したどのミシンよりも低速で縫えます。

②5ミリ幅で縫うのが簡単

市販のドール服の型紙本はほぼ縫い代が5ミリで作られています。
職業用ミシンの標準押さえは針から押さえの端までの幅がちょうど5ミリになっています。
なので生地の端と押さえの端を合わせて縫えば簡単に5ミリの縫い代で縫う事が出来ます。
職業用ミシンを購入するまでは、毎回きっちり縫い代線まで写し線の上を縫っていましたが、今は全く縫い線は写しません。
むしろ線の上を縫うより押さえを目安に縫う方が安定して5ミリ幅で縫える気がします。
ドール服作りのクオリティも上がり、時短にもなりました。

③ニットが縫いやすくなった

職業用ミシンを購入するまではニット生地が上手く縫えなくて苦手でした。
押さえ圧が調整出来ないミシンだったので、どうしても伸びてしまって綺麗に縫えなかったんです。
職業用ミシンじゃなくても価格が高めなミシンなら押さえ圧調整は付いてますが、3~4万円位のミシンだとほぼ付いてないです。
ドール服作りにニットは欠かせないですよね。
押さえ圧が調整出来るだけでかなりニットの縫い伸びが抑えられます。

④便利な押さえの種類が豊富

職業用ミシンはさまざまな工業用押さえが使用出来ます。特に便利なのが段付き押さえです。
ドール服を作ってると、端ミシン(1ミリ幅位のステッチ)をする事が良くあります。
段付き押さえを使うと簡単に真っ直ぐステッチをする事が出来て時短かつ作品のクオリティが上がります。

⑤布の巻き込みが少ない

普通の家庭用ミシンでドール服を作ると布が針穴に巻き込まれる事が良くあり、それを防ぐ為に布の下に紙を敷いて縫っていました。
職業用ミシンだと直線専用なので針穴が小さく布が巻き込まれにくいので紙を敷かずに縫えるようになりました。送り自体も安定しているので布が引っ張られたりする事無く小さいドール服も縫いやすいです。

以上が私がドール服に職業用ミシンをおすすめする理由です。

それから職業用ミシンと言うと、糸のかけ方やボビンの糸調整が難しそうというイメージがあったのですが、糸のかけ方は確かに普通の家庭用ミシンとは違うんですが、覚えたら簡単でした。

ボビンは、私は下糸はいじらず合わないなと思ったら上糸だけで調整しています。
それでも綺麗に縫う事が出来ています。
まあ今ではボビンをいじってもちゃんと調整出来ますが、実際そんなにボビンは触る必要ないと思います。

糸調子というのは上糸と下糸の強さが合えば言い訳なので、下糸をいじらなくても下糸の強さに上糸を合わせてあげればいいと思います。
例えば下糸の強さを5と考えたら上糸も5の強さにするという事です。

とは言っても下糸の強さが弱過ぎたら上糸も弱くしないといけないので締まりの無い糸になってしまうので、下糸は適度な強さが必要だと思います。

以上、ドール服に職業用ミシンがおすすめというお話でした。

あくまで個人的な意見です。

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